2005年01月08日
墳丘と外表施設
墳丘実測図pop▲
現状の墳丘測量図によれば、東之宮古墳は墳長72m、後方部48m×49m、後方部高8m、前方部幅43m、前方部高6mを測る前方後方墳である。
ほぼ東西に長くのびる白山平山頂の西端部頂に位置し、古墳の主軸はN-52°-Wで、墳丘の北側と南側には若干の平坦面が確認できる。北東側の平坦面は、長さ30m幅45mを測り、中央部に白龍社が祀られている。南東部の平坦面は、長さ25m幅30mほどである。北西の前方部全面と南東の後方部側はそのまま自然地形に移行し、特徴的な平坦部などは確認できない。ただ前方部北側には一辺20mほどの方形部状の張り出しのような地形が認められる。前方部西端部のみが土取により破壊を受けているが前方後方形が見事に残存し、特に北側斜面はほぼ旧形状をそのまま留めているものと思われる。
測量図では25cm等高線が墳丘全体にほぼ均等に巡り、現状では明確な段築は認められない。また埴輪や土器などの出土も確認されていない。葺石は墳丘の各所で見られ、多くは握り拳大前後の礫であるが、川原石も散見できる。ほぼ墳丘全面に葺石が存在しているものと思われる。
墳頂部は比較的狭く、12m×8mほどの平坦面が存在する。後方部と前方部の差は2.5mほどあり、後方部頂から前方部に向かって緩やかな緩斜面を形成している。
墳丘全体では、北斜面が比較的良好に残存し、前方部から後方部に至る直線的な裾線が想定できる。一方で、南斜面は比べて緩やかなカーブを描きながら等高線が巡り、前方部に鎮座する「東之宮社」建立に関係して、何らかの二次的な改変が行われた可能性が想定できる。
Posted by jiro at 2005年01月08日 17:35