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2005年01月13日

内部構造

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墳丘の主軸に並行して後方部頂に竪穴式石槨が存在する。竪穴式石槨の規模は、長さ4.8mで幅0.96mを測る。側壁は50cmから30cmの細長い板石を積み上げて造られていた。「凝灰岩を用いた小口積みで、花崗岩も混在する」。ただ側壁の残存状況はほぼ30〜40%ほどであり、東壁では0.5mほどが残存していたが、西壁は0.3mに満たない状況である。その上に赤色顔料「ベンガラ」が内壁面全面に塗布されていた。赤色顔料は天井部には見られない。なお側壁の持ち送りについては、明確な判断はしにくいが、残存部分や東壁付近を観察する限り認められず、ほぼ直線的な壁面であるように思われる。小口積の板石の背後には、「拳大の角礫とやや大きめの板石をまじえて互層になった」控え積みが認められる。南東側には奥壁状の大きな一枚石を配置し、その上はほぼ垂直に板石を積み上げる。この部分での天井までの高さは1.2mを測る。石槨の底面には小礫が30cmほど配され、その上に粘土床が設置されている。粘土床断面は極めて緩やかなカーブを描き、平面形は南壁に向かってやや狭く、やや斜面を保ちながら構築されていた。「乳白色の粘土を用い、幅は約0.6m、四隅が丸く全体に楕円形をなし、中央部付近が高く、両端にむかうに従いゆるく傾斜」し「総体的に東高西低の傾斜を呈していた」。また、粘土床は両側壁から20cmほど離れて設置され、小口側はほぼ壁面に接するように作られている。小口側と壁面にはほとんどすき間が見られないような状況である。特に東壁付近の形状はゆるやかな弧状を呈するように思われる。
天井は7枚の扁平な板石状の天井石によって覆われている。そして調査時点では、南東側から3番目の石が中央部で折損しており、僅かな陥没が確認できた。「天井石は厚さ0.15mから0.2m」で、両端に大型の天井石を配している。「外面は部分的に自然面を残し、内外面ともに板状に加工され」設置面には大きな間隙が見られない。なお天井石の石材は、犬山市善師野から可児市帷子地区にかけて産する凝灰岩製である。
天井石の上部には、「全面に0.15mから0.2mほどの乳白色粘土」が丁寧に被覆されていた。後方部上から約1.5mほどの場所に、天井石が配置されており、また約3mほどで、竪穴式石槨の底面となる。このレベルはほぼ前方部の高さに近いものと想定できる。なお、石槨北側には角礫を配した小石室が存在する。
竪穴式石槨の位置図popup▲

Posted by jiro at 2005年01月13日 16:39