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2005年03月21日
人物禽獣文鏡C(4号鏡)

人物禽獣文鏡C(4号鏡) 面径16.2cm・鈕径2.2cm
鏡面に布の痕跡が見られる。幅4mmほどの界圏を境として内区と外区状に区分すると、まず外区には周縁から幅狭の無文帯と鋸歯文帯が存在し、その内側にはやや複雑な単位文が3重状に配置されている。特に注目したいのはその帯状の単位文の端部に若干の膨らみが認められる点である。帯が重なりあう表現であり、端部が斜めにカットされるなど直弧文に類似する表現法と思われる。単位文は弧文・環状乳状文・魚文・レンズ状文・綾杉文などであるが、その間に人物文を配置する特徴的な表現が見られる。内区は極めて小さな小乳が4つ配され、それを渦巻き状に取り込む獣像が連結するような表現を見せる。さらに人物文と魚文・レンズ状文が次々に配され、まさに水中をさまよう精霊たちという印象である。良く研磨され、鋳上がりも良好で白銅色を呈する。
Posted by jiro at 2005年03月21日 12:23