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2005年03月21日
副葬品の配置

出土遺物は全て竪穴式石槨内から出土しており、石製品7点(石釧3点・鍬形石1点・車輪石1点・合子2点)、玉類140点(翡翠製勾玉3点・硬玉製管玉137点)、鏡11面(三角縁神獣鏡4面・斜縁同向式二神二獣鏡1面・方格規矩倭鏡1面・四獣形鏡1面・人物禽獣文鏡4面)、鉄製品として鉄剣4点・鉄刀9点・鉄剣鉄槍17点・鉄鏃5点・短冊形鉄斧3点・有袋鉄斧3点・針筒1点・Y字形鉄器2点・鉇などがある。その内で石製品7点・玉類140点と鏡1点が棺内副葬品と思われ、その他に5・6号鏡下の[朱鞘]鉄剣などが加わる可能性が高い。
副葬品の配置は5個所に大きく区分できる。まず棺外のものとして、東部の奥壁状の大きな石材に配置されたものは10面の鏡であり、その東北部で方頭形鉄鏃2や針筒1、鉇などが見つかっている。5・6号鏡付近からはY字形鉄器2・鉄剣2・鉄刀1が発見されている。次に南東側の両側壁に添って配置された鉄刀・鉄剣鉄槍類があり、その西側に鉄鏃が見られる。そして短冊形鉄斧3点・有袋鉄斧3点は西壁面付近から出土している。棺内として、東壁面から約50cmほど離れた場所に石製品類が集中して発見されている。鍬形石をはじめとする石製品7点と11号鏡が見られる。11号鏡は人物禽獣文鏡Aであり、発見段階では鏡表面を上にして破砕した状況で検出できた。またそこから約30cmから50cm北西側に、多量の赤色顔料とともに勾玉・管玉が出土している。この場所がおそらく被葬者の上半部に相当する部分と推測できる。石製品がまとまって出土した場所とは、仕切り板などによって区分された別区であった可能性も考えられよう。
次に10面の鏡について見ておきたい。東壁面に立て掛けられるようにして配置されているものであるが、ほぼ4つのまとまりが認められる。東から1号鏡から4号鏡までの組合せで、手前から三角縁唐草文帯三神二獣鏡・斜縁同向式二神二獣鏡・三角縁唐草文帯二神二獣鏡・人物禽獣文鏡Cの4面。鏡背面を向けて発見された唐草文帯三神二獣鏡は、本来組み合わせて配置されたものが前面に倒れた状況になったものと推測したい。次に5・6号鏡の方格規矩四神倭鏡・三角縁波文帯三神三獣鏡の2面。これらは[木箱に納められていた]と報告されている(ヒノキ)。その南隣には7号鏡の四獣形鏡・8号鏡の人物禽獣文鏡Bが見られる。そして南西隅には9・10号鏡が存在し、手前から人物禽獣文鏡D・三角縁波文帯三神三獣鏡という2面の組み合わせが見られる。
Posted by jiro at 2005年03月21日 12:10