2005年04月10日
鍬形石

鍬形石
全体に淡い緑色をなし、淡黄色の複雑な縞状や斑文状を呈している。研磨が丁寧に施されており、光沢をもつ良質の石材を使用している。形状は上面が左下がりであるが、内孔長軸はほぼ垂直状となる。笠状部は全体に左傾斜を保ち、表裏に沈線が施されてる。突起部は匙面と沈線を組み合わせ、表裏に施されている。なお笠状部の裏面には水管溝の表現とされる縦方向の溝が設けられている。北條分類の第1群2段階、蒲原分類のI類1c期に所属する。いずれにしても鍬形石定型化初期の作品として位置づけてよい資料であろう。
長さ15.8cm
幅10.8cm
厚さ2.2cm
Posted by jiro at 2005年04月10日 15:58
コメント
東之宮古墳出土の石製品には光沢のある極めて良質の石材が使用されている。なかでも村雲状の独特な縞文様、複雑な黄色縞状や斑文といった共通性が見られる。これらは東濃産・土岐川水系で採集される「土岐石」の特徴を良く残すものと思われる。
Posted by: 東濃産石材 at 2005年04月10日 16:17